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さて、この株主優待を実施している企業は現在1099社に上り、これは上場している
全企業の3割弱に当たり、10年前と比較するとほぼ2倍強の数値になっています。
そのうち、3月末に権利確定するのは630社で、約6割がこの時期に優待を行うと
いうことです。
株主を対象としたアンケート調査で「株主優待実施企業の株を持っているか?」の問いに、
「持っている」と答えた人は全体の8割、「株主優待制度の内容が株購入の決め手になった?」の問いに、
「なった」と答えた人は全体の7割、このうち「企業銘柄を選ぶ際、考慮するのは何?」の問いに、
「魅力のある株主優待」と答えた人は3割と、株主にとって、優待は歓迎される制度と
なってきているようです。
さて、前項では株式優待がどのように行われているかの
お話をしましたが、ここでは、優待の具体的なサービス内容を見ていきましょう。
優待は基本的に、株主に対して自社製品や優待券などの提供をし、自らの企業に関連するサービスを
体験してもらうという趣旨で行っています。
例えば、航空会社は無料の航空チケット、
電鉄会社は無料、または割引の乗車券を進呈するという具合です。
東京ディズニーランドなどの
テーマパーク関連企業もこういった無料のパスポートを提供するといった形が見られます。
ただ、こうしたチケット、パスポートが金券ショップでの換金やオークションへの出品で、
本来なら正規購入しなければならない顧客に割引券として渡ってしまい、結果、会社の利益減に
繋がる要因となりはしないか、との批判もあるようです。