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さて、人間はよくこういう言葉を口にします。
「運が良かった」とか「今日は
運に見放されてる」といった「運」にまつわる言い回しですね。
少し哲学的ですが、
何を行うにしても良い事、悪い事のバランスがあり、表か裏かは常に紙一重であると思います。
これは当然、株取引自体にも言えますが、ここでこの例えをした意図は、株の損得とは別に、
株主優待の表ばかりではなく、裏も注目しなければいけませんよ、という話をしたかったからなのです。
いかに株主を獲得し、自社株を長く保有してもらえるかを考え、企業が編み出したもの、
それが株主優待ですから、そのサービスは実に人間のハートをくすぐるものが多く、
それゆえに、今ではこの優待制度の実施を株購入の条件に挙げている方もたくさんおられます。
ただ、何回か申し上げたとおり、株取引本来の目的は配当を得ることにあって、
その配当を大きくするためには、株数を多く所持していなければならないのです。
ですから、この理屈に従えば優待の内容もまた、持ち株数に大きく関わってきます。
企業にとって、大口投資をしてくれる株主ほど有り難い存在はない訳で、その投資家を
手放さない為に優遇で差をつけるのは、ごくごく当たり前の事だといえるでしょう。
しかしこの優待は、少額の投資であればあるほどお得感が増すものですから、
多大な優遇を期待して株数を増やしても、株価が下がり、優待を加味しても結局は
損をしたとなれば、結果、本末転倒と言わざるを得ません。
言葉の表現として適切では
ないと思いますが、株はギャンブルと同じ要素がありますので、優待はあくまでも
「おまけ」として考えておくくらいがちょうどいいのかもしれません。
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